【寄り付き概況】
26日の寄り付きの日経平均株価は、前営業日比146円85銭高の1万9302円59銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、9.46ポイント高の1425.01で始まった。
前日の欧米株市場は休場で手掛かり材料難のなかも、日経平均は直近5営業日で2300円を超える急落をみせており、目先突っ込み警戒感から戻り足に転じている。財務省、金融庁、日銀が前日夕刻に株安を受けて3者会合を開き、浅川財務官が会合後に市場のボラティリティが今後高まった場合に必要な措置を取ることに言及、これが過度な不安心理の後退につながる可能性がある。
なお、きょうは実質2019年相場入りとなり、配当権利落ち日に該当、配当落ち分は36円あまりと試算されている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、30業種が高く、値上がり上位に石油、精密機器、医薬品、サービス、証券など。
個別では、トヨタが買われ、スズキはしっかり。東エレク、ソニー、キーエンス、ソフトバンクGが値を上げ、ファーストリテ、ユニー・ファミマは堅調。武田は高い。三菱UFJが締まり、日本郵政は強含みとなっている。
半面、キヤノンが売られ、リコー、ヤマハ発は軟調。ブリヂストンが値を下げ、日清紡HDは小幅安。すかいらが下押し、JTはさえない。東京海上は3営業日続落している。
225先物はメリル・バークレイズ・GS・ソジェン・SBIが買い越し。
野村・大和・アムロ・みずほ・HSBC・ドイツ・JPが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・大和・UBS・クレディが買い越し。
モルスタ・GS・野村・日興が売り越し。
テクニカル的には動兆なし
