27日の東京株式市場は、26日の米国株が強い反発となったことで、日本株も買いが優勢の展開が見込まれる。
日経平均株価の予想レンジは、2万700円-2万1000円を想定する。
国会で佐川前国税庁長官の証人喚問などリスク要因もあり、買い一巡後は不安定な動きが出てくることも想定されるが、地合いの改善を受けて、押し目があれば買いが入ると予想する。政治関連で場中にネガティブな材料が出てこなければ、2万1000円台を回復する場面もありそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の半ば(26日終値105円06-07銭)と円安に振れている。円高進行への警戒が和らぎ、指数寄与度の高い輸出関連の値がさ株に押し目を拾う動きがみられそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比200円高の2万680円。
【好材料銘柄】
■安江工務店 <1439>
事業領域の拡大を目的にM&Aキャピタルパートナーズ <6080> とアドバイザリー契約を結んだ。
■システム ディ <3804>
4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■ラクオリア創薬 <4579>
旭化成ファーマと新規P2X7受容体拮抗薬に関するライセンス契約を結んだ。
これにより旭化成ファーマから契約一時金を受領するとともに、開発段階に応じたマイルストーン、販売後は売上に応じたロイヤルティを受け取る権利を得る。
■ニューテック <6734>
前期経常を一転26%増益に上方修正。
■ラオックス <8202>
ロコンド <3558> [東証M]と共同でニッセンHD傘下のギフト用品卸大手、シャディの全株式を取得し子会社化する。
■ロコンド <3558>
子会社L Capital TOKYOを通じ、ニッセンHD傘下のギフト用品卸大手シャディの全株式を20億円で取得。併せて、L Capital TOKYOはラオックス <8202> [東証2]を引受先とする第三社割当増資を実施。株式保有比率はロコンドが40%、ラオックスが60%となる。
【主な経済指標・スケジュール】
27(火)
2月企業向けサービス価格指数(8:50)
3月配当・優待権利付き最終売買日
予算委員会で佐川前国税庁長官の証人喚問
18年の公示地価
40年国債入札
《決算発表》
ヒマラヤ、ハニーズHLD、ハピネス&D、アークランド、ニトリHD
【海外】
米1月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米3月消費者信頼感指数(23:00)
米5年国債入札
《米決算発表》
IHSマークイット、マコーミック
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
