[概況]
4日、東京外国為替市場は豪準備銀行(中央銀行)による金融政策の声明を受け、円売りが優勢となった。豪政策金利発表は予想通り据え置きとなったが、その後、声明により豪ドルは「他の主要通貨と同様に米ドルに対して下落した」などを追記したことで買戻しを誘発している模様だ。
豪ドル円は一時80.460円まで上昇するも、その後買いは続かず上値を抑えられている。一方で、米ドル円は一時111.550円まで上昇し、堅調な推移となっている。
現在、欧州時間では豪ドル円は79.80円付近、米ドル円は111.440円付近で推移。この後は、8月米ISM製造業景況指数(予想:57.4 前回:58.1)など米経済指標の発表が予定されている。また、明日からは北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に関するカナダとの協議が再開されるため、注目か。テクニカル的には豪ドル円は5日移動平均線(80.439円)が上値の抵抗となりそうか。
一方、米ドル円は55日移動平均線(111.095)を再び上抜けており、下値サポートとなる可能性も考えられそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
