豪ドル円の戻り基調は続くか。

[概況]

5日の東京外国為替市場は、豪ドル円が堅調に推移した。

豪ドル円が上昇した理由は下記の2つが考えられる。1つは予想を上回った豪州の10月小売売上高の結果だ。

予想0.2%のところ結果は0.5%となり、こうした国内消費の回復を示す内容が豪ドル円を押し上げた。

2つ目は、豪州銀の政策金利が現行の1.50%に据え置かれ、声明文も前回と変わらなかったことである。

市場の一部は低インフレの台頭で声明文がハト派的になると警戒していたため、政策金利の発表が無難に通過したことは市場に安心感を与え、豪ドル円買いに寄与することとなった。

豪ドル円は、東京時間の大部分を通して買いが優勢で、本日の高値86.215円まで上昇した。

欧州時間に入ると利益確定の動きから売り圧力が強まり、現在は86.00円を挟んだ水準へ沈んでいる。

この後の豪ドル円は本日の終値で節目である86.00円が維持できるかがポイントとなりそうだ。

仮に水準を上値受けていれば、今後の戻り基調への期待はさらに強まりそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

株ちゃんofficial xはこちら!
目次