豪ドル円の下落は続くか。

[概況]

2日の東京外国為替市場は、豪ドル円が下落した。下落のしたのは本日の豪中銀理事会後なので、おそらくこれがきっかけなのだろう。詳しく述べると、豪中銀は政策金利を現行の1.50%で据え置き、声明文も前回までの中立的な流れを踏襲する。
 
豪ドル円はこの結果を受け、本日の安値78.700円まで下落。欧州時間序盤でも水準は低調で、豪ドル円は現在においても本日の安値近辺だ。ところで、今回のこうした代り映えのしない理事会の結果で豪ドル円の下落がここまで目立ったのは、市場の豪利下げ観測の見方が想像以上に強いという表れだろうか。このところ、市場では豪国内の景気下振れリスクが台頭してきており、本日の声明文もそれを省みハト派色に転換するのではとの見方が強まっていた。
 
さて、この後の豪ドル円は、20日移動平均線(78.67円近辺)がポイントとなりそうだ。仮に本日の終値で同水準を明確に下抜けていた場合は、3/25安値(77.540円)が次の下値目処として意識されるだろう。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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