[概況]
本日は豪州中銀政策金利が発表されたこともあって、豪ドル円が上下に振幅した。序盤は豪州と経済関係の深い中国の製造業PMIの結果が予想を上回ったことで一時本日の高値88.710円まで上昇。しかし、豪州中銀政策金利の発表が伝わると一転下落する動きをみせ、序盤の上昇分を吐き出すかたちとなった。
政策金利は1.50%と据え置きで大きな驚きはなかったが、声明で豪ドル高をけん制する発言が目立ったことが嫌気されたようだ。この後は直接豪ドル円に関係はしないが、7月米ISM製造業景況指数という比較的注目度の高い指標が控えている。
仮に結果が予想と大きく乖離しリスク回避の動きに傾くのであれば、豪ドル円も更なる下落が考えられそうだ。短期的には大台88.00円や20日移動平均線(87.800円)が下値支持線として機能するか注目したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
