[概況]
7日の外国為替市場は、東京時間では全体的に方向感に欠けたが、欧州時間に入るとリスク選好姿勢が強まっている。中国株が終盤にかけて堅調だったことや、続く欧州株も上昇して始まっていることが背景のようだ。
こうしたなか、特に上昇が目立っているのが、豪ドル円だ。豪ドル円は、東京時間で安値82.190円まで弱含むも、欧州時間には買いが優勢となり、本日の高値82.720円まで上昇することとなっている。豪ドル円の上昇が顕著だった理由は、リスク選好姿勢が強まったことに加え、本日の豪中銀理事会でインフレ率の上昇が示されたことだろうか。この後の豪ドル円は、一目均衡表の雲の上限(82.600円)を終値で維持できるかがポイントとなりそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
