謹賀新年

謹賀新年。

日経新聞元旦朝刊の見出しは「資本主義創り直す。競争→再挑戦→成長の好循環」でした。
経営者アンケートの人気トップは2年連続ソニー。次いで信越、トヨタ。
「今だけ、金だけ、自分だけ」の資本主義だけでは大衆の反逆が起きる可能性大。、
適度な分配という中国式社会主義を加えたものが多分、新資本主義。
そのための原資は市場の活性化で稼ぎましょうと読めば、株高礼賛。
悪くはないと思われます。

「寅千里を走るか」と問われれば「4000キロも走れない」という答え。
でも、悪魔的にも映るデジタル化の波は抑えようがありません。
昨年よりもさらに声高く唱和されることでしょう。
そして表面上は「協調」して「共助」に向かう世界の流れ。
問われるのは「本質は何か」を真摯に考え続けることでしょう。
修辞を取り除いた皮下を探ること。
登場するものと退場するものを峻別すること。
そして「誤解と錯覚」の世界観や相場観を捨て去ること。
ピュアな視点で自由な発想を育むことが大切でしょう。
「見えないフリ」に同調するのではなく、「見えたつもり」のなるのでもなく、
「観察する、想像する、理解する」姿勢が求められています。
企業の現場を想像し、現場の声を大切にすることは特に新興市場では必要最低限の作法でしょう。
加えて・・・。
「コロナに負けず相場に負けず
そして自分に負けず
呪縛の呪文で縛られず」。

寅年の株式劇場が開幕します。
「開幕ベルは厳かに、閉幕ベルは華やかに」。
もちろん皆が観客です。
でも戯曲家を目指すことは自由勝手。
相場の1ステージはきっと詩のある作品になることでしょう。
そして・・・。
相場ではいつも主演俳優を演じることは求められません。
渋い脇役だって十分に印象に残るもの。
戦国時代のように自分で自分の主人を選べるのが株式市場です。
どの主人が強いかを選別するのは自分の目。
縁故や土地に縛られることはありません。
今年の相場でのそれぞれの銘柄の演技とそれぞれの投資家さんたちのご活躍をお祈り申し上げまます。

◇━━━ カタリスト━━━◇

NTT(9432)・・・動兆

ドコモが中核で固定電話独占。
光回線高シェア。
DX支援の国内SI好調のNTTデータが堅調。
1月にドコモがコミュニケーションズを子会社化。
6Gと量子のトップランナー。

(兜町カタリスト櫻井)

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