調整含みの展開か。

 
 
13日の日経平均株価が先物主導で一時250円近い下げをみせ、後場は今月に入って初となる日銀のETF買いの思惑から下げ渋ったが、戻りは限定的だった。大引けは200円安。日経平均寄与度の高い内需系値がさ株が先物絡みで売られた関係もあって、TOPIX と比べても日経平均の下げの方が大分深かった。前日の先物市場でのアルゴの歯車がそのまま逆回転したという構図だ。
 
明日14日の日経平均株価は、調整含みの展開か。
トランプ米大統領は現地12日の講演で、米中貿易交渉について「第1段階の合意は署名が間近だ」とする一方、「合意できなければ関税を大幅に引き上げることになる」とも述べた。
なお不透明感を引きずっており、結果が明らかになるまでは動きにくい。
香港の政治情勢への警戒感もくすぶったままであり、外部要因次第で利益確定売りが出やすい状況に変わりはない。
 
上昇トレンドに変化はないであろうから、下に振れた場合でも調整は短期にとどまると考える。2万3000円がサポートになると期待できるが、深押しした場合には25日線(2万2641円、13日時点)あたりまでの下げはみておいた方が良い。
一方、上に振れた場合は、短期的な過熱感を内包しながらも2万4000円を目指す展開になると考える。
 
 
■テクニカル・ポイント(13日現在)
 
24632.28  ボリンジャー:+3σ(13週)
24559.51  ボリンジャー:+3σ(25日)
24026.84  ボリンジャー:+3σ(26週)
23920.10  ボリンジャー:+2σ(25日)
23770.88  ボリンジャー:+2σ(13週)
23366.29  6日移動平均線
 
23319.87  ★日経平均株価13日終値
 
23303.82   新値三本足陰転値
23280.68  ボリンジャー:+1σ(25日)
23218.25  ボリンジャー:+2σ(26週)
23148.35  均衡表転換線(日足)
22909.49  ボリンジャー:+1σ(13週)
22641.27  25日移動平均線
22433.55  均衡表転換線(週足)
22433.55  均衡表基準線(日足)
22409.66  ボリンジャー:+1σ(26週)
22048.09  13週移動平均線
22001.85  ボリンジャー:-1σ(25日)
21850.93  均衡表基準線(週足)
 
 
終値ベースで1日以来の5日線割れとなった。ただ、5日線や25日線、200日線など長短の移動平均線はいずれも上向きをキープしたほか、一目均衡表でも基準線と転換線が横ばいを継続し、本日は短期トレンドの下落転換を回避した格好。
ただ、ボリンジャーバンドでは、ザラ場安値が+1σを一時下回った。明日14日も株価が下落または横ばいとなれば、相場は買い手優勢から中心線向けた調整局面に入った可能性が意識されることとなろう。
 

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