下半期初日の日経平均は軟調スタート。終値は前日比84円安の2万8707円だった。
米国でナスダックが弱かったことから、ハイテクがさえない動きとなることは予想できた。しかし、これまでそういった局面で買いを集めることも多かった海運株が厳しい下げとなったことで、買えるものがないという状況に陥った。きょうで4日続落となり、5営業日連続で陰線を形成。月替わりでも相場つきに何も変化がないことで、あきらめにも近い雰囲気が漂っている。
新型コロナの感染拡大が止まらず、特に五輪を控える東京の感染状況が懸念される(一部指標がステージ4に)ことから買いが入りにくくなっている。当面はコロナに圧迫される軟調な相場となりそうだ。明日も様子見姿勢の強い相場環境は続くだろう。
2日の日経平均株価は、手がかり材料に乏しいなか、現地2日に米6月雇用統計の発表を控え、見送りムードが強まりそうだ。
一方、新型コロナワクチン接種拡大による、経済正常化の期待が支えとなっていることから、こう着感が強まる場面も想定される。
市場では、先高期待は強いものの、足元で上値の重い展開が続くことから、株価指数先物がらみの仕掛け的な売りによる調整も想定され「突っ込み買いに備え銘柄選定を進めておきたい」との声が聞かれた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(1日現在)
29431.66 ボリンジャー:+2σ(25日)
29185.18 ボリンジャー:+1σ(25日)
29050.89 75日移動平均線
29017.80 26週移動平均線
28986.29 13週移動平均線
28938.70 25日移動平均線
28935.02 均衡表雲上限(日足)
28883.44 6日移動平均線
28858.35 均衡表基準線(週足)
28707.04 ★日経平均株価1日終値
28692.22 ボリンジャー:-1σ(25日)
28638.36 均衡表基準線(日足)
28535.53 ボリンジャー:-1σ(13週)
28535.22 均衡表転換線(週足)
28485.02 均衡表転換線(日足)
28445.75 ボリンジャー:-2σ(25日)
28435.75 ボリンジャー:-1σ(26週)
28384.10 均衡表雲下限(日足)
28199.27 ボリンジャー:-3σ(25日)
28084.76 ボリンジャー:-2σ(13週)
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