あす4日の東京株式市場は、落ち着き所を探る展開か。
米独立記念日に伴って、米株式市場が現地3日は短縮取引、4日は休場となることから、海外からの参加者減少が想定され、売買代金低下が見込まれるなかで方向感に乏しい値動きとなりそうだ。
週末6日に米中双方が追加関税を発動するスケジュールをにらみ、なお米中貿易問題への警戒感が漂う。
最近では、中国・上海総合指数の不安定な動きにつられ、売り圧力が強まるケースも目立つ。その動向とともに時間外取引の米株価指数先物などにも注視する必要があり、神経質になりやすい。
7月3日現在の売買代金に占めるカラ売り(信用取引を含む)の割合を示すカラ売り比率は、47.8%(2日は47.5%)と3営業日上昇し、過去3番目に高い水準となる。この日の日経平均株価は小幅続落し、2万1785円(前日比26円安)引け。
朝方は、米国株高や前日大幅安の反動もあって買いが先行したが、中国・上海総合指数の大幅下落が警戒され、後場後半には下げ幅が230円を超えた。
一巡後は、中国株が持ち直し、円がやや弱含んだこともあり、大引けにかけて下げ渋りの動きとなった。軟調場面で新規カラ売りが増えたとみられるが、先行き地合いが落ち着くようなら買い戻しへの期待が高まることにもなろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(3日現在)
22601.67 均衡表雲上限(日足)
22465.53 25日移動平均線
22411.21 13週移動平均線
22312.48 均衡表転換線(週足)
22293.07 均衡表基準線(日足)
22279.27 均衡表雲上限(週足)
22271.77 新値三本足陽転値
22256.80 26週移動平均線
22238.42 均衡表基準線(週足)
22179.53 75日移動平均線
22178.29 均衡表転換線(日足)
22149.72 ボリンジャー:-1σ(25日)
22131.02 6日移動平均線
22116.50 200日移動平均線
22059.67 ボリンジャー:-1σ(13週)
21833.91 ボリンジャー:-2σ(25日)
21785.54 ★日経平均株価3日終値
21708.13 ボリンジャー:-2σ(13週)
21698.94 均衡表雲下限(日足)
21518.10 ボリンジャー:-3σ(25日)
21464.91 ボリンジャー:-1σ(26週)
21356.59 ボリンジャー:-3σ(13週)
21088.65 均衡表雲下限(週足)
20673.03 ボリンジャー:-2σ(26週)
19881.15 ボリンジャー:-3σ(26週)
3日の日経平均は続落した。25日線の下方で下降中の5日線が75日線と200日線を相次いで下回り、短期的な売り方優位が鮮明になった。6週線が13週線を下回るデッドクロスを形成しており、日経平均の下落が長期化する可能性が出てきた。
ボリンジャーバンドでは、日々線が前日に続いて-3σ手前まで下落し、日経平均が下値模索の流れにあることを示唆している。
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