8日の東京株式市場は続落後、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1200円-2万1400円。
シカゴ日経225先物が大阪比140円安の2万1090円。本日の日経平均は弱含みの展開が予想される。
現地7日の欧米主要市場で株価が下落した動きを受け、売り先行のスタートとなろう。
手掛かり材料に乏しいなか、週末要因もあり、見送りムードが広がりそうだ。
押し目買いよりも見切り売りの方が優勢となるだろう。25日線(2万1213円、7日時点)は一定のサポートになると期待でき、初動でこの辺りまで下げた後は、安値圏でのもみ合いが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(7日終値は111円78-79銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の後半(同126円39-43銭)と円高に振れている。対ユーロで円高が進んでいることから、欧州市場への輸出比率の高い銘柄には重しとなりそう。
シカゴ日経225平均先物の6月限円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比140円安の2万1090円だった。
【好材料銘柄】
■積水ハウス <1928>
19年1月期の連結経常利益は前の期比4.2%減の1951億円で着地。続く20年1月期は前期比6.6%増の2080億円に伸び、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期にホテルや賃貸住宅の売却益が発生した都市再開発事業が反動減となるものの、戸建て住宅や賃貸住宅の回復に加え、国際事業の収益改善などで吸収し、増収増益を確保する。
併せて、今期の年間配当は前期比2円増の81円に増配する方針とした。配当利回りは4.81%に上昇した。
■SKIYAKI <3995>
子会社SKIYAKI APPSがアイモバイル <6535> と資本業務提携を結び、アイモバイルを引受先とする第三者割当増資を実施。熱量の高いファンが新たなファンを呼ぶ新しいプラットフォーム事業で連携する。
■Eストアー <4304>
発行済み株式数(自社株を除く)の8.14%にあたる42万株(金額で3億5154万円)を上限に、3月8日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■ITbookホールディングス <1447>
総務省提供の従業員入退社受付システムに連携したクラウドサービスを販売開始。
■インターアクション <7725>
取引先から5.4億円の大口受注を獲得。売上計上は19年5月期第4四半期および20年5月期第1四半期を予定。今期業績への影響は現在精査中。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
8(金)
1月家計調査(8:30)
10-12月期GDP改定値(8:50)
1月経常収支(8:50)
2月景気ウォッチャー調査
メジャーSQ
《決算発表》
鳥貴族、HEROZ、フルスピード、日駐、ケア21、バルニバーヒ、エイチーム、ソフトウェアサー、フリービット、ミライアル、ユークス、クミアイ化、日本スキー、イトクロ、インスペック、ナ・デックス、ファースト住、カナモト
【海外】
中国2月貿易収支
米2月雇用統計(22:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
