あす3日の日経平均株価は、落ち着きどころを探る展開か。
2日の日経平均株価は3日ぶりに大幅反落し、3万2707円(前日比768円安)と今年最大の下げ幅を記録した。リスクオフというよりは、日経平均を下に押し下げようとする意向を強く感じる1日でもあった。
大手格付け会社のフィッチ・レーティングスが現地1日に米外貨建て長期国債の格付けを引き下げたことを受け、リスク回避の売りが優勢だった。時間外取引での米株価指数先物安やアジア株安も重しとなり、国内長期金利の上昇なども警戒され、下げ幅は一時840円を超えた。
日経平均が2.3%安、TOPIXが1.5%安、マザーズ指数が1.1%安となっている。日経平均とTOPIXの開きが大きいし、マザーズ指数の方が日経平均よりも下げがおとなしい。グロース株が弱く、大きな枠組みとしては米国の金利上昇を嫌気した下げなのだろうが、REIT指数は0.1%安と横ばい程度にとどまっており、しっくりこないところもある。
今回の米国債格下げについては、フィッチ以外の格付け会社の米国債格下げも警戒され、大きな混乱を招く可能性が指摘される。一方で、金融市場に与える直接的なインパクトはほとんどないとの見方もあり、とりあえず影響を見極める必要があろう。仮に不安心理が短期で収まれば、リバウンド狙いの動きにつながるとみられるが、動揺が続くようなら、調整が継続することにもなる。
■上値・下値テクニカル・ポイント(2日現在)
33692.56 ボリンジャー:+2σ(25日)
33239.97 ボリンジャー:+1σ(25日)
33197.11 ボリンジャー:+1σ(13週)
32945.87 6日移動平均線
32787.37 25日移動平均線
32777.26 均衡表基準線(日足)
32763.16 均衡表転換線(日足)
32707.69 ★日経平均株価2日終値
32602.73 均衡表雲上限(日足)
32596.67 均衡表転換線(週足)
32334.78 ボリンジャー:-1σ(25日)
32270.69 ボリンジャー:+1σ(26週)
32189.73 新値三本足陰転値
32086.91 13週移動平均線
31882.19 ボリンジャー:-2σ(25日)
31440.75 75日移動平均線
31429.60 ボリンジャー:-3σ(25日)
30976.72 ボリンジャー:-1σ(13週)
30862.45 均衡表雲下限(日足)
30202.91 均衡表基準線(週足)
30045.77 26週移動平均線
29866.52 ボリンジャー:-2σ(13週)
28909.36 200日移動平均線
28756.32 ボリンジャー:-3σ(13週)
27820.84 ボリンジャー:-1σ(26週)
27175.58 均衡表雲上限(週足)
26952.26 均衡表雲下限(週足)
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