英ポンドの動きに注意。

[概況]

2日の外国為替市場は、欧州時間が近づくにつれ英ポンド円の下落が目立っている。
下落の背景には、英国の離脱問題がありそうだ。英国の離脱を巡っては、ジョンソン英首相が2日に「最終提案」をEU側に送り、EU側が協議に応じない場合は合意なき離脱に踏み切る見込みとの報道が伝わっている。
そのため、為替市場はこうしたジョンソン首相の強硬姿勢を嫌気し、英ポンドの売りを強めたということが言えそうだ。
詳しく値動きを見ると、東京時間中は132円台半ばで推移していたが、欧州勢が参入してくる時間帯に入ると売りが活発で、安値131.98円まで下落するという展開だ。
 
さて、この後の英ポンド円の動きは、引き続き英国のEU離脱問題に左右されそうである。
ポイントとしては、英国側の最終案に対するEU側の反応だろう。
上下どちらの方向に傾くかは報道次第だが、神経質な動きへはいつも以上に警戒感を高めておきたい。

[提供:カネツFX証券株式会社]
 

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