良好な経済指標や株高にドルは続伸して112円台半ばを回復

[概況]

欧州時間に112円台半ばまで上昇したドルは其の後上値が重くなり、NY市場で発表された10月PCEデフレータ、10月個人所得、新規失業保険申請件数の予想を上回る良好な結果にも反応薄で、続いて発表され11月シカゴ購買部協会景気指数も予想を上回ったがドル売りは止まらず、NY株式市場が大幅上昇で始まる中を序盤過ぎに当日安値111.725円まで下落した。

しかしロンドンフィキシング(金などの値決め)に伴うドル売りと見られ、その後ドルは急速に値を戻して112円台を回復し、株価の上昇や税制改革法案の年内成立への期待からドル買いが進むと、終盤には当日高値112.640円まで上昇した。

最後も前日比+58銭高の112.540円と112円台半ばまで上昇して引け、ユーロ(+1.365円)やポンド(+2.15円)は1円以上も上昇した。良好な米経済指標や税制改革法案の年内成立期待にNY株式市場は上昇してドルも買われたが、11月6日(114.750円)から28日(110.825円)までの下げの流れから反転上昇に転じたと見ている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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