良好な経済指標や株価の上昇にドルは109円台を維持

[概況]

NY市場で発表された3月卸売在庫は予想を下回る一方、3月耐久財受注は予想を上回り、新規失業保険申請件数も予想より減少した為にドルは買われたが、其の後ユーロの下落や米国債利回りの低下にドルも売られてNY市場序盤には当日安値109.050円まで値下がりした。
しかし109円は割れず、予想を上回る経済指標や良好な企業決算にNY株式市場が続伸して始まるとドルも買い戻されて序盤のうちに欧米市場高値109.410円まで反発した。
 
其の後戻りを売られる場面もあったが、株価の上げ幅拡大にドルも買われ、引け近くに当日高値109.475円に迫る109.435円まで上昇し、最後は前日比-15銭の109.290円で引けた。
 
またこの日はECB理事会が開催され、”金利はQE終了後も相当な期間現在の水準にとどまる”とされた事からユーロは売られ、対ドルでの下げから対円でも売られて、最後は前日比-74.5銭の132.330円と133円割れで引けた。
ドルは下げたが109円を維持しており、上昇の流れは続いていると思われる。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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