[概況]
NY市場に入り発表されたMBA住宅ローン申請件数は前週比プラスとなり、続いて発表された6月生産者物価指数も予想を上回って米国債利回りは上昇し、ドルは買われてそれまでの高値を上抜いた。
其の後WSJ紙が、中国は合併承認の先送りなどで米国の追加関税に対抗する事を検討していると報道し、ドルは一時111円割れまで下げたが直ぐに値を戻した。そして貿易摩擦に対する警戒にNY株式市場が反落して始まる中をドルは一段と上昇し、NY市場中盤に1月10日以来となる112円台に乗せて終盤には当日高値112.190円まで上昇した。
最後も前日比+91.5銭高の112.015円と112円を維持して引け、ユーロ(+33.5銭)やポンド(+40銭)、0.25%の利上げを発表したカナダドル(+8銭)も上昇する一方、それ以外の主要通貨は値下がりした。貿易摩擦拡大を警戒してNY株式市場は反落したが、株価の下落にもめげずドルは112円台に乗せる上昇となり、上昇トレンド再開か。
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