良好な米経済指標やNY株高にドルも買われ小幅高

[概況]

欧州市場序盤に当日安値110.285円まで下げたドルは、其の後下げ止まりから揉み合いとなったが、NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より減少し、3月フィラデルフィア連銀景況指数も予想を上回ってドルは買われ、続いて発表された2月景気先行指数も予想を上回り、ドルはそれまでの高値を上抜いた。
 
NY株式市場は売られて始まったが、ダウが直ぐにプラスを回復する上昇にドルも買われ、NY市場序盤過ぎに当日高値110.970円まで上昇した。しかし111円には届かず其の後は戻りを売られて揉み合いとなり、最後は前日比+6.5銭高の110.795円と小幅高で引けた。
 
この日発表された米経済指標は3件とも良好で、好調な米経済を裏付ける結果となったが、前日のFOMCで今年の利上げ据え置き予測が示されたばかりとあってドル買いは進まなかった模様。ドルの下値は堅いと思われるが、目先しばらくは上値も重い展開か。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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