[概況]
欧州時間に発表された独ifo景況感指数や英国の第3四半期GDP速報値の予想を上回る結果にユーロやポンドは買われ、連れるカタチでドルも上昇し、欧州市場序盤にドルは114円台に乗せ(高値114.260円)、其の後ポンド(151.41円)やユーロ(134.520円)も当日高値まで上昇した。
そしてNY市場に入り発表された9月耐久財受注は予想を上回り、続いて発表された9月新築住宅販売件数も予想を上回ったが、米国債利回りの低下などにドルは売られ、反落で始まったNY株式市場が序盤以降も下げ幅を拡げると、中盤に当日安値113.465円まで下落した。
しかし下値では買いが入って値を戻し、終盤に113.830円まで反発したあと、最期も前日比-17.5銭の113.755円と反落して引けたが、113円台後半を維持した。
またポンドは予想を上回る経済指標の結果に利上げ期待が高まって151円台まで上昇し、最後も+1.23円高の150.82円と大幅高で引けた。ドルの上値は重いがドル高基調は続いていると見ている。
また本日はECB理事会が予定されており、緩和縮小に向けた政策が打ち出されたあとのユーロの動向が注目される。
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