[概況]
NY市場に入り発表されたMBA住宅ローン申請指数は変わらずだったが、其の後発表された9月ADP雇用者数は予想(18.4万人)を大きく上回る23.0万人の増加となり、米国債利回りは上昇した。
そしてNY株式市場が上昇で始まり、9月ISM非製造業景況指数も予想を上回りとリスク選好の動きにドルは買われ、序盤に114円台に乗せたあとも上値を伸ばして行った。
そして引け近くにパウエルFRB議長が講演で、「中立金利には程遠い」「FRBは中立金利を超える可能性」などと強気の発言をした事を受けてドルは一段高となり、当日高値114.550円まで上昇した。最後も前日比+81.5銭高の114.520円と114円半ばを超えて引け、ユーロやポンド、カナダドルも上昇し、それ以外の主要通貨は下げるマチマチな動きとなった。英国のEU離脱やイタリア財政への懸念にユーロやポンドは対ドルでは売られるなど、ドルの強さが目立っており、ドル高の流れは続いていると見られる。
[提供:カネツFX証券株式会社]
