良好な米経済指標にドルは112円を付けるが、大台維持は出来ず

[概況]

NY株式市場が小幅続落で始まるとドルは売られ、111.790円まで下げたが、直後に発表された2月ISM非製造業景気指数と12月新築住宅販売件数が共に予想を上回ってドルは反発し、NY市場序盤に当日高値112.150円まで急伸した。
 
しかし大台は維持出来ず直ぐに112円を割り込み、其の後は株価の下げや米国債利回りの低下などにドルは売られ、終盤には欧米市場安値111.780円まで値下がりした。
しかし下値では買いが入り、最後は前日比+13.5銭高の111.885円と反発して引け、ドル以外の主要通貨はマチマチな動きとなった。
 
米政府機関閉鎖が解除されて米非製造業(サービス業)も回復している事が示されたが、ドルは112円を付けると売られて大台を維持出来ない状況が続いている。ここからの更なる上昇には追加の買い材料が出て来る必要があるかも知れない。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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