[概況]
欧州市場序盤に米朝協議の不成立を受けて当日安値110.650円まで下げたドルは其の後揉み合いとなり、NY市場で発表された新規失業保険申請件数は予想より増えたが、2018年第4四半期実質GDP速報値が予想を上回ってドルは買われ、一気に111円台に乗せた。続いて発表された2月シカゴ購買部協会景気指数も予想を上回り、NY株式市場が売られて始まる中をドルは一段と上値を伸ばした。
そしてNY市場引け近くに当日高値111.510円まで上昇し、最後も前日比+42銭高の111.400円と111円台に乗せて引けた。NYダウが昨年10月高値から年末安値まで5,200ドル下げ、其の後4,500ドル戻して約86%回復したのに対し、ドルは昨年高値114円から今年1月安値106円まで下げたあと、半分強程度の戻りとなっており、ドルの方が上昇余地があり買い易いと見られる。
[提供:カネツFX証券株式会社]
