[概況]
NY市場に入り発表された第2四半期GDP確報値は予想通りで、8月耐久財受注は予想を上回り、新規失業保険申請件数は予想より若干増えるなど概ね良好な結果でドルは買われ、それまでの高値を上抜いた。
そして再び113円台に乗せ、NY株式市場が上昇で始まった事やユーロがイタリアの財政問題や英国の合意無きEU離脱リスクに売られた為に対ユーロで買われたドルは対円でも上昇した。そしてNY市場中盤に当日高値に加えて年初来高値で、昨年12月21日以来となる113.465円まで上昇した。高値を付けたあとも高値揉み合いとなり、最後は前日比+62.5銭高の113.375円と113円台を維持して引けた。
一方対ドルで売られたユーロ(-35.5銭)やポンド(-19銭)、豪ドル(-16銭)、NZドル(-5銭)は値下がりするなど、ドルの強さが目立つ動きとなった。ドルは引けでも113円台を維持する上昇となったが、ファンダメンタルズに基づけば買われるのは自然で、前日のユーロの様な売り要因が出れば買われ易く更に上値を伸ばすのではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
