良好な米指標や企業決算にNY株式市場は上昇も、ドルは上値が重い

[概況]

東京時間に当日安値111.640円まで下げたドルは其の後値を戻し、NY市場で発表された2月住宅価格指数は予想を下回ったがドルはそれまでの高値を上抜き、NY株式市場が上昇で始まると序盤に当日高値112.045円まで上昇した。
 
しかし大台を維持出来ず、続いて発表された3月新築住宅販売件数は予想を上回ってドルは買われたが112円を回復する事は出来なかった一方、4月ユーロ圏消費者信頼感指数の予想を下回る結果にユーロはNY市場序盤に当日安値125.300円まで下落した。
 
ドルは中盤に欧米市場安値となる111.765円まで反落したが下値も堅く、其の後は買い戻されて最後は前日比-7銭の111.885円と小幅安で引け、ドル以外の主要通貨も値下がりして引けた。
米国の経済指標や企業の決算は良好で米経済は好調を維持しており、ドルの下値は堅いが上値も重い状況が続いている。しかしこの日発表されたユーロ圏経済指標を見ればユーロは買いづらく、ドル買いが一番無難ではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次