良好な米指標とNY株式市場の上昇にドルは111円後半に乗せる

[概況]

 NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より減少し、1969年以来、50年ぶりの低水準となった事を受けてドルは買われて111円半ばを上抜いた。米国債利回りも上昇してドルは東京時間の高値を上抜き、NY株式市場の上昇に更に上値を伸ばしたが、其の後は株価の伸び悩みにドルも揉み合いとなった。
 
しかし終盤に掛けて株価が上昇するとドルも買われ、最後は前日比+18銭高の111.655円と111円後半に乗せて引け、ユーロも小幅高(+1銭)となったが、英国の合意無きEU離脱の可能性が高まったとのEU当局者の発言にポンドは売られ、大幅安(-72銭)で引けるなど、主要通貨はマチマチな動きで引けた。良好な米経済指標の結果にドルは111円後半に乗せる上昇となったが、ここから112円を試すのは本日の雇用統計の結果を見てからではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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