良好な消費者物価指数やNY株式市場の上昇にドルは111円に乗せる

[概況]

110円後半で揉み合いが続いたドルはNY市場に入り発表された1月消費者物価指数の前年比で予想を上回る結果に米国債利回りは上昇し、ドルも買われて一段高となった。
 
其の後もNY株式市場の上昇や米中貿易協議が進展し、米政府機関の再閉鎖が回避されるとの見方(期待)にドルは買われて終盤には昨年12月27日以来となる111円台に乗せた。
 
そして引け間際に当日高値111.070円まで上昇し、最後も前日比+54銭高の111.020円と111円を維持して引け、予想を下回る経済指標に売られたユーロは下げ(-11.5銭)、EU離脱期限が延長されるのではとの思惑にポンドは急伸してプラス(+19銭)で引けるなど、主要通貨はマチマチな動きとなった。これまでドルの上値を抑えていた2つの不安要因が解決に向けて前進した為に株価は上昇し、ドルも111円に乗せる上昇となったが、米中貿易協議は時間が掛かるかも知れないが、政府機関の再閉鎖は回避されるとの見方が有力となり、ドルはまだ上値が期待出来るのではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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