11日の日経平均が続落。終値は前日比71円安の2万1148円で、3月28日依頼、8日月半ぶりの安値となった。東証1部上場全銘柄で算出する指数トピックスは年初来安値を更新。
明日は寄り前に11月企業物価指数や10月機械受注が発表される。きのう10日に発表された7-9月期GDP改定値が弱い内容となった直後で、世界的に景気減速感も意識される局面だけに、結果に対する反応が普段より大きくなると考える。
特に足元弱い機械株の動向に注目したい。良好な内容なら買い材料となるし、仮に内容が悪くて初動で売られたとしても、押しが軽微であれば、いったん悪材料出尽くし感が強まる展開も期待できる。
主力処は海外勢の資金流入も減少傾向に向かうとみられるほか、リバランス中心の商いとなり、中小型株に資金が向かいやすい状況である。
IPOラッシュとなるなか、上場後の資金還流も意識されるところである。
来週のソフトバンク上場後は大量の資金還流も期待されるため、調整局面の中で、成長企業等を冷静に拾いたいところだ。マザーズ指数は6営業日続落となり、一目均衡表では雲下限まで調整している。反転が期待されるタイミングではある。
■上値・下値テクニカル・ポイント(11日現在)
22175.09 均衡表雲下限(日足)
21965.67 均衡表転換線(週足)
21902.92 25日移動平均線
21880.55 均衡表基準線(日足)
21880.55 均衡表転換線(日足)
21740.44 ボリンジャー:-1σ(26週)
21684.43 均衡表雲下限(週足)
21583.87 6日移動平均線
21543.72 ボリンジャー:-1σ(25日)
21444.48 ボリンジャー:-1σ(13週)
21184.53 ボリンジャー:-2σ(25日)
21148.02 ★日経平均株価11日終値
21028.45 ボリンジャー:-2σ(26週)
20825.33 ボリンジャー:-3σ(25日)
20490.22 ボリンジャー:-2σ(13週)
20316.46 ボリンジャー:-3σ(26週)
19535.96 ボリンジャー:-3σ(13週)
5日線など日足の主要線が軒並み下降するなか、昨日に続いて13週線が26週線と52週線を下回って推移し、週足ベースのデッドクロスが示現している。ボリンジャーバンドでは、-2σ絡みでの動きに終始し、レンジの下方拡張トレンドが続いている。
