[概況]
13日の東京外国為替市場は、NZ円の下落が顕著だった。下落の理由は、NZ中銀の政策決定会合の結果だ。具体的には、資産買い入れの規模を330億NZドルから600億NZドルへ拡大したことと、声明で必要があれば追加利下げの可能性もあることを示唆したことだ。これを受け、NZドル円は65円台前半から急速に水準を切り下げ、安値を64.32円とした。
さて、この後のNZドル円のポイントは、20日移動平均線(64.70円円近辺)が下値支持線として機能するかだ。仮に終値で同水準を維持できれば、再び節目66.00円を窺う展開が期待できる。しかし、維持できなかった場合は地合いの弱さが示され、節目64.00円を下抜けていくような動きが懸念される。
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