総選挙を示唆、英首相

[概況]

 
英国がEU離脱を巡り再び紛糾している。詳しく説明すると、先週、ジョンソン英首相がEU離脱の強硬策として議会を停止する方針を決めたが、2日はこれに反発した議員らがEU離脱期限を3カ月延期する法案を準備していることが明らかとなった。
これに対しジョンソン首相が「議会が合意なき離脱を阻止すれば、総選挙の実施を余儀なくされる」との考えを示し、このことが英ポンド相場を大きく動揺させるのだった。
値動きを見ると、英ポンド円の下落は欧州時間序盤から活発で129円台前半から128円台前半まで水準を切り下げる。
その後も断続的に売りが入る展開で、結局昨日の英ポンド円は安値を127.87円とする大幅下落の相場であった。
 
さて、本日の英ポンド円は戻り売りと予想する。なぜなら、上記の政局不安に加え、昨夜の下落でこところと下値支持線として機能していた20日移動平均線を下抜けてしまい、チャート的にも地合いが悪化していると判断できるからだ。下値の目処は8/12安値126.54円を想定する。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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