総じて方向感にかける値動き、材料難が背景か。

[概況]

5日東京時間の外国為替市場は、総じて方向感に欠ける値動きとなっている。
米ドル円は東京時間序盤に一時110.020円まで上昇したものの、その後は上値が重く109.800円付近まで後退、本日の始値付近で小動きとなっている。
このほかクロス円通貨ペアでは、英ポンド円が上昇しており一時146.73円まで本営業日の高値を更新している。

この値動きについて一部の市場関係者からは、5月英サービス業購買担当者景気指数(予想:52.9 結果:54.0)が発表され結果が予想値を上回ったことから、英ポンドに買いが入っているようだとの声が聞かれている。

この後の時間については注目度の高い経済指標発表などが少なく、テクニカルや他の指数などを横目に見ながらの取引が優勢となりそうか。

米ドル円は、やはり110円の壁を越えることができるかが焦点となるだろう。本日も110円前後での攻防が見て取れることから、同価格帯では売買が交錯しそうだ。
英ポンド円については、21日間単純移動平均線が147.31円付近にかかっており上値を抑えられる可能性もありそうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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