16日の日経平均株価は続落後、もみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは、2万7900円-2万8300円。
NYダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は53ドル安の3万4987ドルで取引を終えた。米国ではナスダックが弱く、日本株はこちらに強く反応して売りに押されると予想する。
本日は日銀の金融政策決定会合の結果発表日で、引け後に黒田総裁会見が控えていることも、買い手控え要因となるだろう。週末要因からも、手控えムードが強まることも想定される。
また、15日引け後、日経平均株価への寄与度の高いファーストリテが、21年8月期の連結業績予想(IFRS)を修正。売上収益と営業利益の予想を引き下げており、同銘柄の値動きに影響を受ける場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(15日は109円77-79銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の後半(同129円92-96銭)とやや円高方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比130円安の2万8090円だった。
【好材料銘柄】
■鉄人化計画 <2404>
9-5月期(3Q累計)最終が赤字縮小で着地・3-5月期は黒字浮上。
■ヨシムラ・フード・ホールディングス <2884>
3-5月期(1Q)経常は4.2倍増益で着地。
■買取王国 <3181>
3-5月期(1Q)経常は3倍増益・上期計画を超過。
■ジー・スリーホールディングス <3647>
9-5月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・3-5月期も黒字浮上。
■ビザスク <4490>
3-5月期(1Q)経常は60倍増益で着地。
■三機サービス <6044>
今期経常は54%増益、10円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.42%にあたる2万5000株(金額で3500万円)を上限に自社株買いを実施する。
■ベクトル <6058>
3-5月期(1Q)経常は578倍増益・上期計画を超過。
■千代田化工建設 <6366>
インドネシアで新規銅製錬所の設計、調達、建設業務を受注。
■きずなホールディングス <7086>
今期税引き前は45%増で3期ぶり最高益更新へ。
■ジェイリース <7187>
今期経常を22%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■Branding Engineer <7352>
今期経常を53%上方修正。
■幸和製作所 <7807>
3-5月期(1Q)経常は3.7倍増益・上期計画を超過。
■テーオーホールディングス <9812>
前期営業が上振れ着地・今期は33%増益へ。また、傘下のテーオーリテイリングがDCMと資本業務提携。
■イメージ ワン <2667>
慶應義塾大学理工学部、創イノベーションとガスハイドレートの共同研究を開始。
■ファーマライズホールディングス <2796>
今期経常は12%増益へ。
■ウォンテッドリー <3991>
今期経常を57%上方修正。
■サーバーワークス <4434>
3-5月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地。
■スカラ <4845>
新型コロナワクチン予約システムをPublic dots & Companyと共同開発。また、ワクチン接種に必要な紙の接種券に代えて、「xID(マイナンバーカード)」による予約管理の実証実験を開始。
■スーパーツール <5990>
4-6月期(1Q)経常は23%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.44%にあたる5万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。
■RPAホールディングス <6572>
3-5月期(1Q)経常は51%増益で着地。
■フェローテックホールディングス <6890>
今期最終を24%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■エフテック <7212>
非開示だった今期経常は55%増益、未定だった配当は10円増配。
【主な経済指標・スケジュール】
16(金)
【国内】
黒田日銀総裁会見
日銀が経済・物価情勢の展望を公表
【海外】
米6月小売売上高(21:30)
米5月対米証券投資(7/17 5:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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