続落スタート、SVB破綻でリスク回避の売り

【寄り付き概況】

13日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比257円76銭安の2万7886円21銭。

前週末の米国株市場では米金融機関SVB(シリコンバレーバンク)が経営破綻したことからリスク回避ムードが強まり、NYダウなど主要株価指数が揃って大幅安に売り込まれる展開となった。
米株市場に先立って欧州株市場も全面安に売られており、東京株式市場もこの影響を大きく受ける格好となっている。

SVBは総資産2000億ドル超でリーマン・ショック以来となる規模の金融機関の破綻となる。金融システムの連鎖的な不安にはつながらない見通しだが、投資家心理の冷え込みは避けられず、全体相場を押し下げる公算が大きい。
外国為替市場で急速にドル安・円高が進んでいることも警戒されるだろう。

米市場で金融システムへの影響を懸念して金融株を中心に売りが広がった流れで、東京株式市場でも三菱UFJをはじめメガバンク株がそろって下落している。

東証株価指数(TOPIX)は下落して始まった。

個別では、トヨタをはじめ自動車株も大きく下落している。ソフトバンクグループ(SBG)、ファナック、ダイキン、アドテストが安い。一方、川崎汽、商船三井、JR東海が高い。

 

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