【寄り付き概況】
29日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前週末比241円70銭安の4万5113円29銭。
きょうは9月末の配当権利落ち日にあたり、試算によると日経平均は配当落ち分で約300円下押しされている。
前週末の欧州株市場はほぼ全面高商状となったほか、米国株市場では直近調整局面にあったNYダウやナスダック総合株価指数、S&P500指数の主要株価3指数がいずれも4日ぶりに切り返すなど市場センチメントが改善している。
8月の米PCEデフレーターは前月比0.3%上昇と事前コンセンサスと合致する内容で、FRBによる年内の追加利下げ期待が再び強まった。
欧米株高は東京株式市場にも追い風となるが、きょうは9月の配当権利落ちに伴い日経平均には300円程度の下落圧力が働くことから、これが上値を押さえる要因となっている。
