続落スタート、米株安受け

【寄り付き概況】

21日午前の日経平均株価は、前営業日比103円46銭安の2万6903円50銭で始まった。下げ幅は一時100円を超えた。
東証株価指数(TOPIX)は、6.20ポイント安の1889.21で始まった。

米長期金利の上昇により、20日の米株式市場で主要株価指数が下落した流れを引き継いだ。投資家心理が悪化し、幅広い銘柄で売りが先行している。

前日の米株式市場は、NYダウは90ドル安と続落。米10年債利回りは2008年以来、14年ぶりに4.2%に上昇したことを受け、景気敏感株やハイテク株などが軟調だった。米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も値を下げて始まった。
写真・動画共有アプリのスナップが米国時間20日夕に発表した2022年7~9月期決算で売上高が市場予想を下回った。スナップ株は時間外取引で急落し、SNS(交流サイト)関連株に売りが波及した。主要なハイテク株で構成する米ナスダック100株価指数の先物「Eミニ・ナスダック100」も軟調に推移し、投資家心理の重荷となっている。

総務省が21日発表した9月の全国消費者物価指数(CPI、20年=100)は、生鮮食品を除く総合指数が102.9と前年同月比3.0%上昇した。上昇は13カ月連続。CPIの結果を受けた反応は現時点で限られている。

為替は1ドル=150円20銭前後で推移している。

寄り付き時点で業種別では33業種中、4業種が高く、値上がりは海運など。値下がり上位に電力・ガス、紙パ、非鉄など。

個別では、東ガスや大ガスが安い。資生堂や塩野義、クレセゾンも売りに押されている。

半面、東エレクが買われ、アドテストが高い。商船三井や川崎汽、郵船など海運株が上昇している。

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