【寄り付き概況】
18日寄り付きの日経平均株価は一進一退となっている。始値は前日比106円50銭安の3万5371円25銭と続落で始まった。
前日は欧州株市場がほぼ全面安に売られたほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも下値模索の動きが続いている。米国では10年債利回りが4.1%台まで上昇し、株式の相対的な割高感が意識され上値が重い。
12月の米小売売上高が市場予想を上回ったほか、FRB高官のタカ派的発言を受け早期利下げ期待が一段と後退しており、東京市場でもこれを引き継ぎ利益確定の動きを誘発している。
ただ、押し目では出遅れた向きの買いが観測される状況で、下げ幅は限定的なものにとどまる可能性が指摘されている。外国為替市場で1ドル=148円台まで円安が進行していることは輸出セクター中心にポジティブ材料となりやすいだろう。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、アドテストやレーザーテクなど半導体関連株が高い。トヨタ、ホンダ、川崎汽も買われている。一方、ファナックやネクソン、日産化は安い。
