【寄り付き概況】
21日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前日比154円97銭安の3万8523円07銭。
前日の米株式市場は、NYダウは450ドル安と3日ぶりに反落。ウォルマート<WMT>が決算発表で慎重な収益見通しを示し、同社の株価が下落したことなどが嫌気された。
また、為替は一時1ドル=149円台前半へ円高が進んだことも警戒されている。
総務省が21日発表した1月の全国消費者物価指数(CPI、2020年=100)は生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.2%上昇した。前月から上昇率が拡大し、市場予想(3.1%上昇)も上回った。ニッセイ基礎研究所の前山裕亮主任研究員はCPIについて「日銀の追加利上げのペースが速まる可能性を意識させる内容で、株式には積極的な買いが入りにくい」とみていた。
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
個別では、リクルートやトレンド、HOYAが下落している。一方、ソニーGやコナミG、中外薬が上昇している。
