続落スタート、米株安と円高で

【寄り付き概況】
 

2日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比682円16銭安の3万7444円17銭。
 
前日の米株式市場は、NYダウは494ドル安と3日ぶりに大幅反落。一時700ドルを超える下落となる場面があった。米7月ISM製造業景況感指数が予想を下回り、景気悪化懸念が膨らんだ。ナスダック指数も大幅反落した。米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も値を下げ3万8000円台を割り込んで始まった。為替は1ドル=149円30銭前後と前日夕方に比べ円高で推移している。
 
半導体製造装置大手の東京エレクトロンは1割超下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループや日立製作所など主力大型株への売りもきつい。日本株には外国為替市場での円高・ドル安傾向も輸出企業の収益圧迫懸念から重荷となるだろう。

2日朝の外国為替市場で円相場は1ドル=149円台前半と前日夕時点に比べ円高・ドル安で推移しており、一時148円台まで再び上昇する場面もあった。円高進行がトヨタやホンダなど輸出関連株の重荷となっているほか、海外短期筋とみられる株価指数先物への売りも促している。

日経平均株価を対象としたオプション価格から算出する日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が一時27台まで上昇した。日経平均VIは一般的に20を上回ると、投資家が先行きの相場変動に警戒を強めているとされるが、この水準を大幅に上回っている。

東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落し、節目の2600を下回っている。

個別では、エーザイや三菱UFJ、大林組が下落している。一方、コナミGや日ハム、日本製鉄が上昇している。

 

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