【寄り付き概況】
4日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比145円41銭安の2万7095円90銭。
前日の米株式市場は、NYダウが518ドル安と5日ぶりに大幅反落。特に、ナスダック指数は3％強の下落となった。メタ・プラットフォームズ<FB>（旧フェイスブック）の決算が市場予想を下回り、同社の株価が急落したことが嫌気された。これを受け、東京株式市場も値を下げたスタートした。
ただ、米ハイテク株安は3日の東京株式市場である程度織り込まれていた面があり、日本株の下値は限定的。日本時間4日午前の取引でナスダック100株価指数の先物が上昇しており、グロース（成長）株の一角に買い直す動きが出ている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数（TOPIX）は反発している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、17業種が高く、値上がりは鉱業、海運、保険、倉庫、銀行など。値下がり上位に鉄鋼、空運、非鉄、ゴムなど。
個別では、エムスリー、東エレクが高く、資生堂やニコン、トクヤマが上昇。川崎汽船や日本郵船など海運が高い。一方、板硝子や古河電、花王、丸紅が下落している。
