続落スタート、米株安が重荷

【寄り付き概況】
 

30日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前日比444円10銭安の3万8112円77銭。
 
前日は欧州株市場がドイツ、フランス、英国など主要国をはじめ全面安商状となった。また、米国株市場でもNYダウが400ドルを超える大幅安となったほか、主要株価指数が揃って下落した。
米国ではFRB高官のタカ派発言などを背景に10年債利回りが4.6%台まで水準を切り上げ相場の重荷となっているが、東京株式市場でも10年債利回りの上昇基調が鮮明で買い手控えムードを助長している。
 
きょうも日経平均は値ごろ感からの押し目買いは想定されるものの、終日上値の重い展開が見込まれるだろう。
 
米長期金利が5月上旬以来の高水準を付けた。国内の長期金利も上昇傾向が続いており、株式の相対的な割高感が意識され、東京市場でも指数寄与度の大きい東エレクやアドテストなど値がさのハイテク株を中心に売られている。
 
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
 
個別では、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)が安い。信越化、テルモ、ファナックなども売られている。一方、ZOZO、シャープは高い。
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