続落スタート、米株安が重荷

【寄り付き概況】

21日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比158円22銭安の3万2865円56銭。
前日の米国株市場では取引後半に大きく値を崩す展開となり、ハイテク株中心にリスク回避目的の売りに晒された。

注目されたFOMCでは事前予想通り政策金利が据え置かれたが、ドットチャートやパウエルFRB議長の記者会見で年内の追加利上げの可能性が示唆されたことで、これが投資家心理を冷やす格好となった。これを受けて東京株式市場でも足もと売り優勢の地合いとなっている。
外国為替市場で円安に振れていることは輸出セクター中心にポジティブに作用しやすいものの、あすの日銀金融政策決定会合を控え、積極的な買いは見込みにくい状況にあるだろう。

アドテストなどハイテク関連株への売りが目立つ。一方、外国為替市場では円安・ドル高が進行しており、輸出関連株の一角や株価指数先物への買いが相場全体を下支えしている。

東証株価指数(TOPIX)は続落して始まった。

個別では、ファナックや安川電、ソニーGが安い。テルモやエーザイ、第一三共も下落した。一方、ダイキンが高い。三菱UFJや三井住友FGなど銀行株の上昇が目立つ。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次