続落スタート、米株安が重荷

【寄り付き概況】

6日の東京株式市場で日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比280円30銭安の3万3058円40銭。

前日の欧米株市場が総じて軟調だったことでリスク回避ムードが続いている。発表された中国やユーロ圏の経済指標がいずれも低調で、世界景気減速への懸念が重荷となっている。米国では発表された6月開催分のFOMC議事要旨がややタカ派的だったことも警戒されている。

東京株式市場では株式需給面でETF分配金捻出のための売り圧力が引き続き意識されるなか、目先筋の利益確定売りを誘発しやすい地合いが継続している状況だ。

米長期金利が上昇し、主要半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2%超安となった。6日の東京市場で東エレクやアドテストなど値がさの半導体株が下落し、日経平均を押し下げている。

7月上旬は上場投資信託(ETF)の分配金捻出に向けた売りが出る見込みで、需給の悪化が警戒されていることも売りにつながった。

東証株価指数(TOPIX)も続落して始まった。

個別では、ソシオネクスが売り気配。ファストリやダイキンが安い。ファナックや安川電も下落した。

一方、富士通が高い。JTやキリンHDも上昇した。

 

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