続落スタート、米株大幅安で

【寄り付き概況】

13日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比454円63銭安の2万7369円66銭。下げ幅は一時600円を超えた。東証株価指数(TOPIX)は、29.63ポイント安の1913.46で始まった。
 
前週末10日の米株式市場は、NYダウが前日比880ドル安と大幅に3日続落。市場の注目を集めた米5月消費者物価指数(CPI)は前年同月比8.6%上昇と40年5カ月ぶりの水準となった。4月と同じ8.3%上昇を予想していた市場予想を上回った。
これを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)は金融引き締め姿勢を強めるとの見方が浮上した。米国株が急落した流れを受け、東京株式市場も値を下げて始まった。また、為替は1ドル=134円80銭前後の大幅な円安で推移している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、1業種が高く、値上がりは電力・ガスのみ。値下がり上位に輸送用機器、電機機器、機械、化学、海運、鉄鋼など。
 
業種別では、コマツ、ダイキンなどの機械株や、ソニーG、キーエンスなどの電気機器株が下落。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、オリエンタルランド(OLC)、リクルートHDなどのサービス株も安い。信越化、花王などの化学株や、バンナム、任天堂などのその他製品株も軟調。NTT、ソフバンGなどの情報通信株なども下げている。

 

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