【寄り付き概況】
6日の日経平均株価は前日比97円00銭安の2万2525円38銭で寄り付いた。5日の米国株安を受け、利益確定売りが先行した。
前日の米国株市場ではNYダウが109ドル安と反落、米税制改革の行方を見極めたいとの思惑が利益確定売りを誘ったかたちで、東京株式市場でもこの流れを受けリスクを回避する流れとなった。
ただ、日経平均は前日までの2日間で先に調整を入れていることや、米国株市場で半導体関連株に押し目買いが入り、切り返す銘柄が多かったことなども明るい材料といえ、下値では買いが入りやすいとみられる。
外国為替市場でも1ドル=112円台半ばの推移と円高には触れておらず、売り一巡後の動きが注目される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、その他製品、サービスを除き安い。値下がりで目立つのは鉱業、鉄鋼、非鉄、海運、ゴム製品など。
個別では、トヨタ、ファナック、ダイフクが売られ、村田製は安い。JXTG、ブリヂストン、住友鉱、三菱UFJ、東京海上が値を下げ、野村は反落している。ファーストリテが下押し、ソフトバンクG、JT、明治HDはさえない。
半面、東エレク、SUMCO、信越化が反発し、TDKは大幅高。スズキ、ダイキン、任天堂、資生堂が買われ、NTT、7&iHDは強含みになっている。
外資系等は、味(2802)、リョービ(5851)、アイン(9627)、大東建託(1879)、コカコーラ(2579)、OLC(4661)、ピジョン(7956)、NSSOL(2327)、WDB(2475)、アンリツ(6754)、バンナム(7832)、日写(7915)、かんぽ(7181)、T&D(8795)、ディスコ(6146)、アルバック(6728)、日電子(6951)に注目。
225先物は、ナティクス・メリル・野村・JP・日興・大和・HSBCが買い越し。
パリバ・GS・ソジェン・モルスタ・アムロ・みずほ・シティ・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はHSBC・大和・JP・パリバ・三菱・みずほが買い越し。
メリル・モルスタ・ソジェン・GS・バークレイスが売り越し。
テクニカル的には、ホクト(1379)、五洋(1893)、大和ハ(1925)、不二家(2211)、ローソン(2651)、アルフレッサ(2784)、ビックカメラ(3048)、ビックカメラ(3048)、クスリアオキ(3549)、王子紙(3861)、デンカ(4061)、ゼオン(4205)、ノリタケ(5331)、大和工(5444)、横河ブ(5911)、ASB機械(6284)、KIMOTO(7908)、山善(8051)、東セン(8439)、東和銀(8558)、アコム(8572)、日立キャピ(8586)、日神不(8881)、JR西(9021)、JR東海(9022)、近鉄(9041)、阪急(9042)、日立物(9086)、住友倉(9303)、カナモト(9678)、ニトリ(9843)、サックスバー(9990)が動兆。
