【寄り付き概況】
6日の日経平均株価は、前日比99円75銭安の1万9286円06銭と3日続落してスタート。
東証株価指数(TOPIX)もに下落して始まった。
また、東証マザース指数が3日続落している。一時前日比27.9ポイント安の997.56ポイントを付け、取引時間中としては4月25日以来、4カ月半ぶりにフシ目の1000ポイントを割り込んだ。
前日の米国株式が反落した動きや、為替市場で円相場が、対ドルや対ユーロで円高に振れていることなどを嫌気した。
米国市場では北朝鮮を巡る地政学リスクや、債務引き上げおよび次年度予算成立に向けた不透明感などが重荷となり、NYダウが234ドル安と急落、東京市場でも引き続きリスク回避ムードが強い。
北朝鮮が3日に核実験を強行したことで、米国が軍事行動を起こす可能性に対する懸念が浮上している。
米長期金利の低下やそれに付随する為替のドル安・円高もネガティブ材料。ただ、前日までの2日間で日経平均は300円強下落しており、好業績銘柄などを中心に押し目に買い向かう動きも予想されるなか、下値は限定的との見方もある。
寄り付き時点で業種別では33行種中、鉱業、陸運、食料品、水産の4業種を除き安い。値下がりで目立つのは空運、保険、ガラス土石、銀行など。
個別では、任天堂、ソフトバンクG、NTTが安く、KLabが下押している。トヨタ、日産自が値を下げ、日立、ソニー、パナソニック、村田製、キーエンスも軟調。三菱UFJ、三井住友が、野村など下げがきつく、JAL、ファーストリテはさえない。北越紀州、明電舎が売られている。
半面、リクルートHD、日本郵政は大幅高。信越化、コマツ、三菱商、JR東日本、JR西日本は堅調。キリンHDがしっかりしている。
強気格付けや格上げが観測されているところでは、コマツ(6301)、コムシス(1721)、ヤオコー(8279)、KDDI(9433)、ドコモ(9437)、マルハニチロ(1333)、サカタのタネ(1377)に注目。
225先物は野村・大和・HSBC・メリル・日興・SBI・UBS・シティが買い越し。
クレディ・ナティクス・三菱・JP・バークレイズ・アムロ・GSが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・みずほ・メリル・ドイツ・大和・三菱が買い越し。
モルスタ・クレディ・バークレイズ・JP・GS・シティ・野村が売り越し。
外資系等は、ナブテスコ(6268)、神戸鋼(5406)、JFE(5411)、スター精密(7718)、コムシス(1721)、コマツ(6301)、ヤオコー(8279)、兼松(8020)、ピジョン(7956)、フォスター(6794)、ロックフィ(2910)、HOYA(7741)、大和ハ(1925)、三和(5929)、SMC(6273)、KDDI(9433)、ドコモ(9437)に注目。
テクニカル的には、東亜建(1885)、クスリのアオキ(3549)、WOWWOW(4839)、ニフコ(7988)が動兆。
