【寄り付き概況】
27日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前日比43円91銭安の3万8066円31銭。
前日の欧州株市場で主要国の株価が高安まちまちだったほか、米国株市場でも方向感が見えにくい地合いとなり、NYダウは小幅ながらプラス圏を維持したものの、半導体関連株などが軟調でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の方は安く引けた。
今週発表される画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の決算にマーケットの関心が高まるなか、この結果を見極めたいとの思惑が上値を押さえた。東京株式市場でもエヌビディアの決算発表を前に買い手控えムードが強い。ただ、足もと外国為替市場でドル高・円安含みに推移していることは株価の下支え材料となりそうだ。
9月の米利下げ開始が確実視されて進んでいた対ドルの円の上昇が一服した。ホンダやSUBARUなど主力の輸出関連株に買いが入り、日本株を支えている。
東証株価指数(TOPIX)は小動き。
個別では、レーザーテクやディスコが安い。リクルートやファストリ、日立が下落した。一方、中外薬が高い。伊藤忠や横河電が高い。ニッスイや商船三井が上昇した。
