続落スタート、米ハイテク株安が重荷

【寄り付き概況】
 

14日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前日比104円24銭安の3万8591円73銭。
 
前日の欧州株市場は高安まちまちで、米国株市場も強弱入り交じり方向感の乏しい地合いだった。景気敏感株に買いが入る一方、米長期金利の上昇を背景にハイテクセクターが冴えず、この流れが東京市場でも日経平均の上値を重くしている。
来週は米国でFOMC、国内では日銀金融政策決定会合を控えており、このビッグイベントを前に積極的に上値を買い進む動きは見込みにくいタイミングにある。日経平均は3万8700円近辺に位置する25日移動平均線が攻防ラインとして意識されるだろう。
 
14日付の日本経済新聞朝刊は「日銀は18〜19日に開く金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除するか議論する」などと報じた。上場投資信託(ETF)などリスク資産の買い入れ終了などが複数メディアの報道で伝わっており、株式相場の重荷にもなっている。
 
ただ、下げ渋る場面もある。このところ日本株の下落が続いたため、自律反発を狙った買いが入りやすくなっている。
 
東証株価指数(TOPIX)は一進一退。
 
個別では、リクルートやファナックがさえない。一方、ファストリや住友鉱、ホンダは高い。

 

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