続落スタート、欧米の金融引き締め長期化懸念

【寄り付き概況】

20日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比134円76銭安の2万8472円00銭。

前日の欧州株市場は高安まちまちの展開だったほか、米国株市場でも方向感の見えにくい地合いとなり、NYダウが続落した一方でナスダック総合株価指数は小幅上昇して引けた。

東京株式市場でも強弱観が対立し不安定な展開が想定される。欧米の根強いインフレ懸念は重荷となるが、米長期金利上昇を背景に外国為替市場ではドルが買われており、円安進行は全体相場を下支える材料となる。取引時間中は米株価指数先物の値動きなどに左右されることも考えられるだろう。

日本株は高値警戒感も重荷となっている。値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って求める東証プライム市場の騰落レシオ(25日平均)は19日時点で133.3%と「買われすぎ」の目安とされる120%を上回った。

東証株価指数(TOPIX)は続落。

個別では、レーザーテクが連日で年初来安値を更新した。三菱商、三井物も売られている。ソフトバンクグループが安い。
一方、ファストリは上昇して始まった。高島屋、三越伊勢丹など百貨店の上げが目立っている。

 

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