続落スタート、方向感が定まりにくく

【寄り付き概況】

29日午前の東京株式市場は、前日のNYダウ工業株30種平均の下落などを背景に、日経平均株価は前日比120円58銭安の2万8927円44銭と、続落して始まった。
きょうは6月期末の配当権利落ち日で、日経平均を28円程度下押ししている。
 
方向感が定まりにくく日経平均は狭いレンジでの弱含みもみ合いが予想される。
前日の米国株市場ではNYダウが軟調でナスダック総合指数が上昇するという高安まちまちの展開だった。半導体などハイテク株が買われる一方、景気敏感株に売りがかさんでおり、東京市場でもその流れを引き継ぎそうだ。週末の米雇用統計発表を見極めたいとの思惑に加え、日経平均は月末安のアノマリーが意識されており、足もとは買いが手控えられやすい。
 
業種別では、INPEX、石油資源などの鉱業株や、三井金属、住友鉱などの非鉄金属株が下落。日本製鉄、JFEなどの鉄鋼株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株も安い。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、第一生命HD、東京海上などの保険株も下げている。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次