【寄り付き概況】
26日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比22円45銭高の3万2704円96銭だが、ほどなく下げに転じた。
前日の米国株市場では主力ハイテク株や景気敏感株に根強い買いが続き、NYダウは約6年半ぶりに12連騰を記録し、過去最高の13連騰も視野に入っている。FOMCの結果発表を目前に控えるが、0.25%の利上げをマーケットはほぼ100%織り込んでおり、これが政策金利引き上げの最終局面になるとの見方も強く先高期待が強い。
東京株式市場でもこの流れに追随することが期待されるが、国内に買い材料が乏しく上値の重い展開が想定される。週末の日銀金融政策決定会合の結果及び植田日銀総裁の記者会見を前に積極的な買いは入りにくいとみられる。
前日の米株式市場で主力のハイテク株が上昇した流れを受け、東エレクなど半導体関連株の一角には買いが入り、相場の一定の支えになっている。
東証株価指数(TOPIX)は反落して始まった。
個別では、ファストリやダイキンなど値がさ株が安い。トヨタやデンソー、ホンダの下げが目立つ。オリンパスや安川電が下落した。
一方、大塚HDが高い。アステラスや中外薬、イオンの上げも目立っている。
