続落スタート、円高進行が重荷

【寄り付き概況】
 

8日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比257円84銭安の3万2600円47銭。
 
前日の米株式市場で、NYダウは62ドル高と4日ぶりに反発。主力ハイテク株を中心に底堅い動きとなった。
 
日銀の植田和男総裁の発言などを受けて早期の金融政策の修正観測が高まり、外国為替市場で対ドルの円相場は一時1ドル=141円台と約4カ月ぶりの円高・ドル安水準まで急伸する場面があった。輸出採算の悪化が懸念されてトヨタやSUBARUなど自動車株に売りが目立つ。
 
日経平均の株価指数先物とオプション12月物の特別清算指数(SQ)算出に絡む現物株売買もあった。QUICK試算のSQ値は3万2639円57銭だった。
 
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、4業種が高く、値上がりは銀行、空運など。値下がり上位に輸送用機器、不動産、保険、鉄鋼、非鉄など。
 
個別では、川崎汽や住友不、エプソンが安い。一方、ニチレイやLINEヤフー、ニトリHDは高い。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次